歯がグラグラしてきた(65歳女性)-歯周病の進行が原因 即時負荷(オールオン4にてインプラント治療)
歯周病で歯がグラグラになって入れ歯にしたが全く噛めない患者様の症例
吉本歯科医院では、口内写真とパノラマレントゲンを撮影し、まずは顎の骨の状態まで詳しく確認しました。
写真(1)口内写真
歯周病の進行により、上顎の歯は全て抜歯しなくてはならない状態
写真(2)パノラマレントゲン写真
[画像原稿にナシ]
正確な診断
院長の吉本の診断は、以下の2つでした。
・歯周病の進行により歯を支える骨が溶け、歯がグラグラになってきた
・もともとの咬み合わせの悪さ
・合わない総入れ歯を入れていたため骨が退縮している
初期治療と継続的な治療
(1)オールオン4インプラント治療を行う
総入れ歯をされていた患者さまの場合は、その入れ歯を使い続けていたことによる骨や歯茎が退縮しやせてしまっている。インプラントを入れても半年間はまともに咬むことができない場合が多い。
手術したその日からまともに食事ができるように手術したその日に仮の歯を入れる。
写真(1)
写真(2)
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(2)定期的な予防治療(PMTC)
上顎インプラント(オールオン4の応用)
治療について
- 治療内容/上顎に5本のインプラントを埋入、埋入手術当日に仮歯装着
- 費用/上顎350万円(税別)
- リスク・副作用/腫れが一週間。内出血があざ様にでることがあります(でる場合は2~3週間)。神経が痺れることがあります。仮歯は慣れるまでしゃべりにくいです。骨とインプラントが結合するまで食事制限。骨の状態により従来方法に変更や治療期間延長の可能性があります。
奥歯部分に骨がなくインプラント間面積(インプラントを線で繋いでできる多角形の面積)を広く取れなかった。この場合,即時負荷すると脱落の危険性が高い。即時負荷用に1本追加埋入し,仮歯期間は5本で支え,本番の歯では4本で支えることで当日に仮歯を入れられるようにしました。 - 期間/1年半程度